〔1人暮らし料理〕和の定番・かぼちゃの煮物を作ろう
かぼちゃの煮物で美活
今回はかぼちゃの煮物のお話です。かぼちゃは冷凍ものやカットされて売られているものもありますし、手軽に使える食材な上に価格帯も安定しており、節約民には嬉しいことだらけ。
そんなかぼちゃに含まれている栄養はビタミンA。そもそもビタミンAとはどのような働きをするのでしょうか。
かぼちゃの栄養成分・ビタミンAの働き
ビタミンは微量栄養素と言われ、3大栄養素(多量栄養素)である糖質・タンパク質・脂質がエネルギーに変わる手助けをします。つまり、代謝に必要な酵素に働きかけ、消化・吸収・体内変化を助けるのです。
ここで注意することは、ビタミンは体内で作り出す事が出来ないということ。そのため食物で摂取することが必要になります。ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保つ作用をもちます。目の網膜にある光の明暗や色を感じる色素「ロドプシン」の生成を促進し、とり目予防に役立ったり、胃腸や気管支の粘膜を正常に保ち免疫力Upにも役立ちます。
ビタミンAが不足すると夜盲症(とり目)になったり、風邪をひきやすくなる・皮膚がかさつきやすくなったりする等といわれています。
そんなビタミンAはレチノールとβカロテンの2種類に大きく分類されます。レチノールは最初からビタミンAの形で動物性食品に含まれます。一方、βカロテンはプロビタミンAともいわれ、緑黄色野菜に含まれ体内で必要に応じAに変わります。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、動物性食品に含まれるものの吸収率は90%以上ですが、プロビタミンAの吸収率は低いのでβカロテンを含むものは油を使用して調理した方が良いです。
またビタミンAは脂に溶け、水に溶けないという性質を持ちます。必要以上のビタミンAは体外に排出されず蓄積されてしまうので多量に摂るのは避けなければなりません。ただし、ビタミンAと同じ働きをするβカロテンは摂りすぎても大丈夫です。レチノールの過剰摂取は頭痛や吐き気、発疹が出る事もあるので注意が必要です。
レチノール…鶏・豚・牛レバー、銀だら、ほたるいか、うなぎかば焼き、うなぎ肝など
βカロテン…パセリ、青じそ、春菊、にら、ホウレンソウ、人参、かぼちゃ、マンゴー、青のりなど
βカロテンはいいとこだらけ!体内にβカロテンが蓄積されると活性酸素の害を防ぎ、癌を予防すると言われています。かぼちゃを食べてがん予防になるということですねw
※βカロテンは油で調理した方が吸収率があがるのですが、今回の煮物では油は使いません(^_^;)のちに、油を使い調理したカボチャ料理も紹介していきたいと思います。
かぼちゃの煮物のレシピ
では早速作りましょう!
〔材料〕3食分
かぼちゃ 1/4個分(一口大にカット)
★だし汁 400ml
★醤油 大さじ1/2
★米麹みりん 大さじ1
★調味酒 大さじ1
★素焚糖 小さじ2
〔作り方〕
1.鍋鍋に、カットしたかぼちゃを入れ、★の材料をいれる。
2.煮詰める。
以上!カンタンすぎる…。(*^^)v
作り方のポイント
そもそも、だし汁ってどうやって用意するの?という方もいるかもしれません。私も料理を始めたころはそうでした。良く知らないくせに、適当な水と顆粒だしを入れたり、麺つゆを薄めて煮たりしていました。麺つゆでうすめて煮るのは実際給食の現場でもやったりするのでそれでもいいですが、「だし汁をきちんと用意したい。でも簡単に」という方もいると思います。
そんな方にオススメなのがだしパック!!だしを一からとろうとすると、昆布を水から入れて沸騰する前に取り出して分量を量った鰹節をいれて…という工程が必要になりますが、今や有能なだしパックが発売されています。私はだしパックばかり使ってますw
参考までに、私が使っているだしパックを掲載します。地元の食材店「AMEKAZE」で購入しました。
商品の紹介文を引用します。化学調味料無添加、無漂白ペーパーというのが嬉しいですね。
かつお節、昆布、いわし煮干、椎茸、あじをバランス良く配合した化学調味料無添加のだしパックです。パックには無漂白ペーパーを使用しています。水から入れて沸騰後約5分間中火で煮出すだけで、みそ汁、お吸い物、うどん・そば、鍋物、おでん等の料理にご利用ください。50袋入りのお徳用です。自然の味をお楽しみ下さい。無漂白ペーパー使用
このだしパックがあれば、いろんな煮物類に応用できますし、麺類のつゆのだし、味噌汁にも使えます。万能!沢山入ってるのでオトクです。今後もこちらを利用していろいろ作っていきたいと思います。
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